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次の戦争の足音

2018年11月26日 09:56

第三次世界大戦はシリアで終わった。

……と、この様に私は第三次世界大戦は、シリア内戦に列強(あえてこの言葉を使わせてもらう)が介入しミニ世界大戦の様相を呈したと言っていいだろう。未だ衝突が続くシリア内戦だが、シリアが安定した先に次の地獄が待っているのは言うまでもない。

 イラク戦争以来、国と国が厳密な意味で戦争を起こしたことはない。しかし、以前として毎年の様に英軍は世界のどこかで軍事作戦を実行しているし、細かい所に目を向ければ今日もどこかで中国製AK-47が火を噴いている。

 昨今、世界が怯えているのは「アメリカの暴走」である。自国中心主義をとるドナルド・トランプ大統領は、それまでのアメリカの外交政策を180度とは言わないまでも90度程度変えてしまっている。

 世界のリーダーシップをとってきたアメリカが、一転。自国中心主義に立ち返ったのは、アメリカ自身が深刻な不法移民問題や格差の拡大により、もはや世界を守るアメリカのキャッチコピーでは自国民を縫い付けておけなくなったからに他ならない。トランプ大統領の掲げる「アメリカのアメリカによるアメリカのための政治」これは、アメリカ国民にとっては魅力的に映る。例え、彼が短期でツイッタラーで大言壮語の気配があったとしても、だ。

 欧州の懸念は、この流れにナチス台頭の影がちらつくことだろう。ナチス・ドイツの経済政策や雇用政策は当時のドイツ国民を救ったのは事実であるし、ドイツが国際協調の舞台から自ら孤立の道を選んで行き、ユダヤ人排斥と排外主義を掲げたこと。これと現在トランプ大統領が行っている政策はあまりにも似すぎている。というわけだ。

平和と言うのは次の戦争の間にしか過ぎない

 この言葉は有名だろう。なお、先進諸国は装備の更新も終わりが見え始め、また軍備の増強も著しい。中国は一隻目の空母を運用し、現在ドックでは純国産の二隻目の空母が製造されている。ロシアではPAK-FAと呼ばれていた第五世代戦闘機SU-57が実戦配備された。軍事的にもアメリカ一強は崩れつつある。

 しかし、世界最大の戦力を持っているのもまたアメリカなのである。
 世界の関心は、トランプ大統領が目先の利益のために、その大きすぎる力をいたずらに行使したとき、何が起こるかなのだ。

 世界は震えているのである。アメリカ、復権した巨大な帝国である中国、そしていつの時代もしぶとく強かなロシア。

 故に、欧州軍(アメリカ抜き)と言う発想が出てくるのである。これまで、欧州はその安全保障の大半をNATO(北大西洋条約機構)軍に背負わせてきた。アメリカのソ連への対抗措置として大量の米軍が各国に進駐した。しかし、駐留アメリカ軍がNATOの名を借りて欧州の不利益になるような軍事オプションを取られるのは大変マズイ。

 その為の欧州軍構想なのだ。

 この戦間期をいかに延ばすか。これが、現代社会を生きる我々が平和のために出来る唯一のことであろう。
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