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国民総トレース計画が始まってしまう前に。

2016年12月27日 01:51

今、教育界隈でのIT活用のブーム「トレーサビリティの向上」らしい。

 例えば小学生、中学生の位置情報を何らかのIoT機器からトラッキングシグナルをサーバに送って保護者がトレース(追跡)するシステム。とか。

 児童行動安全システムとか、生徒帰宅支援システムとか。それらしくもっともらしい名前と名目で実装されていくだろう。

 最初の親世代はいい気分で過ごせるかもしれない。

 だが、次の親世代がこれを濫用する。システムバグの要因は常にユーザーに係っている。

”BIG brother Watching you”

 これが実現するのは、そう遅くない。

 少し計画を前倒しにするなら、例えば高齢者の徘徊抑止システムと言う名目で実装してもいい。

 老人達は叫ぶ「なんて監視社会だ!」と。

 だから、票にもならず「コントロール可能な児童や生徒」をターゲットにし24h365dトレース(追跡)し続ける。子供は親のかけがえのない愛情の賜物というより、かけがえのない制御可能な社会的リソースに変質することだろう。

 その次は障害者の安全を名目に、先のシステム開発の発展として社会的弱者が24時間365日、所在を「社会福祉」の名によって賛美され実装される。運用されれば法解釈で、対象は広くなるだろう。

 個人の行動を完全にトレースするとは、完全なストーカー行為に間違いない。
 同時にそのデータ蓄積はビッグデータになる。

 存立危機にある小規模自治体が、市町村存続のために市民のトラッキングデータを企業に売り始めるだろう。税収になる。

 ほら、喜べ。監視社会とオーウェルの1984の出来上がりだ。あるいはアルファ・コンプレックスか?

 近場にいる釈放された元囚人を、モバイルデバイス越しに「近くにこいつがいる注意せよ、社会のリスクを低下させよう」と、二分間憎悪が始まる。

なんて完全に幸福で安全な社会なんでしょうね、市民!

 私は児童や生徒の行動リスクを抑制する手段として、IT,IoTやデバイスによる制御に対し、一技術者として倫理的な観点から反対する。

 子どもの権利条約に違反する可能性があり、日本国憲法にも抵触するだろう。

 完璧な監視社会は、秩序の中に群れる羊には良いかもしれない。しかし、多くの市民が常に監視することを望むだろうか。

 しかし、推進派はなんだかんだ言いつつ、それらしい理屈と空気でゴリ押してくるのだろう。それは政治の力で行われ、社会福祉、教育投資などの名目で現代もっとも価値のある「自由」を民衆からゆっくり薄皮を一枚一枚剥くように、そっと盗んでいく。

 私は、小学校にWi-Fiを事細かに設置し、校舎内や周辺地区の児童を監視するシステムについて、技術者倫理の観点から反対する。

以上
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