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板橋区議会選、数字が語る『語るに落ちた板橋の民主主義』

2015年04月28日 21:39

2015.04.28(東京都、板橋区/藤 秋人)

4月26日(日)に行われた板橋区議会議員選挙、ならびに板橋区長選挙は同日24:46に開票率が100%に到達。立候補者62名に対し、定数46が埋まった。

しかし、結果だけを見ればすこぶる悪い。内乱状態の国で投票するよりも酷いのではないかと溜息をつきたくなる。

開票率が100%だからと言って、板橋区に住む全ての有権者が投票所へ足を運んだわけではない。この東京都特別区(その他の都市では「市 (City)」にあたる。全有権者数は区のデータによると男女合わせて437,977人だ。

局、4/27(月)に区が出した投票率は43.98%で合計投票数は187,421票に過ぎない。なお前回の投票率は44.02%である。民主主義国家の投票率と考えると実に悪い。権利を下水に流している様なものである。

他国で板橋区よりも小さな土地の自治を巡って「投票する権利を得る為に銃を握る人々」からすれば、信じられない光景に違いない。

ざっくり例えるなら『有権者10人の内、4人は投票に行きたがり実際に投票もする。1人は投票した4人に投票へ行きなよ! とせっつかれて「ハイハイ」と応じたものの当日になって寝坊したことに気付く。残りの5人の内、1人は全く選挙を知らずに一日を終え、残りの4人は選挙を知りつつも政治は別の世界の話なので、投票すると言うことに意味を見出さなかった』と強引な話ではあるが、これが投票率43%と言う数字の意味なのだ。

こう言った結果だけを見るのであれば、ここにデモクラシー(民主主義)を心に持つ区民など、むしろ少数派であることが分かる。候補者同士がウロボロスの蛇が如く、お互いの票を喰いあっている風景があったことも投票結果は無慈悲に示していた。

「いくら投票しても、声を挙げても何も変わらない。この街では。だから政治なんかに関わらないで、自分の仕事をすれば良いんだよ」

5か月ほど前、たまたま話し込んだ板橋区内の商店主の話である。本当に、もうウンザリだと顔をしかめた話の源は、衆議院議員選挙に向けられたものだった。だが、それは過去に誇大な構想を語った政治家が扇動し、そして実際には働かなかったかを如実に示す一言ではなかったか。

政治に関わる世代交代が起こる板橋区内で、希望を見出そうとする世代、現状を維持しようとする世代は投票へ行く一方で、全てを諦めている幅広い世代や、民主主義そのものに不信感を持つ人は多く投票した有権者も立候補した候補者、そして何より当選した議員にとって苦い味のする選挙であったことは間違いない。

いま板橋は厳密には、民主主義による自治が行われているとは言い難い状況にある。そんな中で、課題だらけの4年間がスタートする。

参考データ:
板橋区議会議員・板橋区長選挙 投票結果 | 板橋区:
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/068/068939.html
板橋区議会議員・板橋区長選挙 開票結果 | 板橋区:
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/068/068938.html
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