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秋葉原ぶらり探訪-前編

2014年12月13日 00:11

――ふと、旅に出たくなることがある。

 こんなことを思いつくのは、まあまず午前中は無い。すると午後しか選択肢が無くなってしまう。更に、真夏の炎天下を歩くのは死と同意義である以上、午後三時(十五時)以降が望ましい。しかし、この悲しい習性が冬に発揮された場合どうなるのか。少しばかり寒い中を歩くことになる。根雪が積もってしまい道路はミラーバーンでピカピカしてはいない。首都圏では乾いた空っ風が吹くばかりであった。

 そんな先週日曜のことである。ふらりと、何のムラっ気か神保町→水道橋→御茶ノ水……気付けば秋葉原へ足を向けていた。この街が電脳街であることは一定の事実だが、同時に今や様々な文化が、無節操に花を咲かせていることでも有名だ。ワゴンに山の様に詰まれた、何処から湧いたのか定かではない規格品。互換性はないが、何かに特化している品々。

 もし、この街で最良の買い物をしたいなら、商品について良く調べて知識を付けて買う事だ。ズブの素人丸出しだと結局、量販店より性能や品質に劣る物を量販店の定価で買う事になる。古におけるイスラムの商売の様でもあり、またそれが結局のところ一種の異国情緒を形成していると思えば、なるほどこの街は東京にあってやはり必要な街なのだろう。

 様々な物の、一番HOTな物を眺めつつ、ボチボチ店じまいをする店舗に足を運ぶ。店員達が、今日の市は終わりだ終わりだ。もう片付けようなどと言う様を見られるのも面白い。

 我が家には最新やそれに準ずるIntelチップを積んだマシンはない。

 だが、先進的かつ経済的でパワフルなAMDwithRadeonシステムで統一されており、これは一種の宗教の様なものではあるがX86_64アーキテクチャの一層の発展を願っている。なお、現在はIntel atomプロセッサとWindows8.1 Update with BingのWindowsタブレットを売りまくる事で競合しているARM系アーキテクチャ with Androidとの戦争中であり、AMDは静かに爪を研ぎ、VIAは産業用組み込みボードに死活を求めようとしている。戦時である。

 なお、このアーキテクチャはIntelによって創られAMDによって革新的になり、VIAによって省エネルギー化されるのが常であった。今は、最後のVIA社がコンシューマ向けのチップ競争に熱心ではないので、東洋最果てである秋葉原では入手性があまりよろしくない。これが、少々悲しい。

AMD非公式マスコットココロちゃん
※撮影は、お店の方に許可を頂いたうえで行っております。

 よって、まるごとワンフロアAMDに染め上げている九十九電機二階を参拝するのは、一介のヘボ自作派としては通過儀礼の様なものだ。
 最新のAMD FXプロセッサーとRadeonメモリー(なんとメインメモリーにこのブランド名を被せてくるとは)を搭載したリトルモンスターを触ったり、チップチューンで耳が幸せになってりと素晴らしい体験だった。AMDにおける次のCPUは二〇一六年頃、それまではAPU方面に注力するとのことなので、我が家のPhenomⅡ X6 1090Tを搭載したシステムはまだ更新するには早すぎることが判明した。
 Kaberiは素晴らしいかも知れないが、メモリーに手厳しいと聴く。有り余る資金があれば、するっと完成品が出来るのだろうが円安の影響とDDR4への移行を誰もが注視している中。運用計画も立てずに見切り発車でリプレースするのは愚かだと言えよう。
 もっとも、自作PC処女を捨てるならIntelよりAMDの方が敷居がやや高いのでおススメである。
 保守部品の流通量と幅広いラインナップと言う点でIntelチップをベースにした自作システムは、豊富な選択肢を用意してくれている。かつては、VIAが最も得意としていた省電力プロセッサでさえatomをベースにすれば良い。
 しかし、そんな物を初めて組むくらいならベアボーンの方がマシだ。自作PCに正解は無い。保守部品の取り扱いは一方的に終息することが多々あり、Intelは四半期に一回、きっちり全ラインナップをアップグレードしてしまう。せっかちにはおススメだが、初めての自作には正直な所向かない。
 対して、AMDはここ数年安定した革新を続けており、Intelの製品を底上げする有効なカウンター製品を出荷している。ベンチマーク番長のIntel HD グラフィックと違い、AMDのAPUは確実な設計により驚くほどの(Intel比)パフォーマンスを叩きだす。もっとも、アッセンブリー(組立て)と構成が良ければ……の話だ。エンジンだけ爆速であってもあまり意味はない。
 価格もAMDがINTELに対抗すべく、そこはかとなく安いのでIntel Celeron with Nvidia Gefoce(これはこれで素晴らしいのだが)の構成よりも結果として保守が容易になり、気付けば自作PCの大半について知っている貴方がそこにいるだろう。よってAMDである。

 なお、素人は黙ってヨドバシアキバでメーカー製のマシンを買うか、サーフェイスPRO3でも買うなり、VAIOでもどっさり金を積んで買った方が幸せになれる。自作PCで幸せになる為には、トラブルも部品の相性問題も、ショップの倒産で通販した部品が届かない等のリスクの先に見出すものであり。その結果多大なリターンとして、圧倒的コストパフォーマンスを得るのだ。中々簡単ではない、だが微分積分より簡単なのでやってみるのは楽しい。

 今回は、秋葉原の雰囲気や、自作PCの醍醐味に触れた。次回、後編はこんな私が買ったちょっとした物についてつらつら書いて行こうと思う。お付き合いいただければ幸いだ。
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